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ご報告

今回発生した大地震に際し、
被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。

私も福島県の太平洋側に住んでいたので、
多大な被害を受けましたが、なんとか無事でした。
多くの方々から心配と励ましをいただいたことに
心から感謝しています。

このブログを通して知り合った方々、
立ち寄って読んで下さる方々にも無事を知らせたく、
また実際の状況などを伝えるためにも、
今回更新することにしました。

以下は長文となりますが、これまでの経緯などです。
節電のためにも、また返信もできないので
コメントは不要ですが、
よろしければご覧ください。



地震発生時には、家の中にいました。
家屋は倒壊しませんでしたが、
あらゆる物が壊れ、倒れ、滅茶苦茶な状態。

食器棚は壁に固定した金具も引きちぎって倒れ、
冷蔵庫から中の物が飛び出し、
重いドラム式の洗濯機までも倒れました。
揺れに対して平行に配置していた家具ほど
被害が大きかったように思えます。

玄関の下駄箱の上に置いていた瀬戸物の置物や、
ビンに入った観葉植物も、落ちて割れてました。
外に出る時に咄嗟に履いた靴に
何も入っていなかったのが幸いでしたが、
戻って見ると他の靴にはガラスの破片が。
近所では、玄関に置いていた水槽の中身が
ガラスを破って飛び出してきたというお宅もありました。
今、玄関にこうした割れ物を置いている方は
すぐに別の場所へ動かした方がいいと思います。

避難リュックは、意外と役立ちました。
いや実際には食糧も生活用品も不十分なのですが、
大丈夫と自分に言い聞かせるのに、
少しでもあるとないとでは安心感が違います。
中でも手動で発電するタイプの携帯充電器や懐中電灯は
心強かったです。
それと現金も。

避難命令が出てから一旦家に戻って準備したものの、
余震がひどく家にいるのが怖かった上に、
壊滅状態の室内では必要な物の発掘もままならない。
靴のまま上がり、取る物もとりあえず
着こめるだけ着込んだ状態で出るのがやっと。

避難所はどこも満杯で、たらい回しにあい、
一日がかりで、とある高校の体育館に辿り着きました。
体育館の床は硬く冷たく、新聞と段ボールを敷いて、
5枚重ね着の上にダウンを着てマフラーと手袋をし
配給された毛布にくるまっても、まだ寒い。
せめて寝袋を持ってくるべきだったと思いました。

そのうち灯油も切れて、暖房もなくなった時には
絶望的な気分になりました。

そのため、何か必要な物資はと聞かれれば、
灯油やガソリンだと感じています。
でも個人が救援物資としてそれらを送ることは難しいので、
不要なガソリンの給油や灯油の買い占めをしないことが
救援に繋がるのではないかと思います。

日が経つにつれ、親類縁者を頼り
避難所から脱出する人が増えていきますが、
私はおっとの転勤先での被災だったので、
県内始め近隣に親類や親しい知人がいません。
もちろん東京からは、迎えに行くと言ってくれる方々がいましたが、
こちらで給油できるガソリンが無い上に、高速道路も使えない現状では
無理なこととわかってました。
心配させまいと、電車が復旧したら帰れるから大丈夫、
避難所生活も不足なく元気だと答えてましたが、
この場所に一人取り残されていく不安感は耐え難かったです。

それでも最終的には、避難所で親しくなったご近所の方のお迎えに
便乗させてもらうことができました。
ガソリンが足りず1台では難しいため、車3台をリレーで繋げていただき、
ようやく東京の実家へ帰ってくることができた次第です。

そのおかげで6日ぶりに風呂に入って、暖かい布団で眠れましたが、
心から安心して喜ぶことができません。

おっとが仕事の関係上まだ被災地にいて、
現地で体を張って頑張っているからです。
メールで昨日までの無事は確認していますが、
地震発生以来、会えませんし、電話で声を聞くこともなく
離ればなれの状態が続いています。

あの家にもう帰れないかもしれないと思うと、
家財全部はもちろんのこと、写真などの思い出の品も、
このブログで取り上げてきた大切なことりグッズも、
コツコツ揃えた刺しゅう糸も図案本も、
時間をかけて刺した作品も、みんな無くなってしまうという
虚無感に襲われます。
コタツの上には刺しかけのアルファベットサンプラーがあり、
ちょうどZを刺している最後のところで時間が止まっています。
それが風化していく光景なんかを想像して怖くなります。

それでも、そんな物全て失ってしまってもいいから、
おっとには無事に帰ってきて欲しいと願っています。
全部無くなっても、二人でいればゼロからスタートできると
信じています。

しばらくブログを更新することはないかと思いますが、
また再び始め、無事を報告できる日がきますように。











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.18 2011
その他 comment(6) trackback(0)

comment

ななみ
はじめまして。
ずいぶん前に刺繍の検索でこちらにたどり着いてから、拝見させていただいてます。
ゆみへいさんは福島にいらしたのですね。
私もあそこで7年間を過ごし、友人、知人もまだ住んでいます。
無事を確認できた人もいれば、できない人もあり、まだまだ心配です。
今回は大変なことになり、全世界が胸を痛めているような状況ですが、
ご無事で何よりでした。ご主人がまだあちらにおられるとのこと。安全と1日も早い再会を祈っています。月並みなことしか言えなくて申し訳ないんですが、元気出してくださいね。返信無用です。
2011.03.18 05:51
hiroko
ゆみへいさん、本当にご無事でなにより。
ずっと心配することしか出来ずにおりました。

被災地、被災者の方がた、そしてご主人さまのこと、と
不安と心配は尽きないと思われますが
今はただゆっくりと静養し体力を付けてください。

こんな離れた土地に住み 
ささやかな義援金くらいしか協力できない私ですが
みんな同じことを悲しみ同じことを心配し
同じことに腹を立てて
そして同じことを祈っていると思います。

全然落ち着いた気持ちになどなれないだろうと思われますが
今はどうか休んでくださいね。
とにかく被害がこれ以上広がらないことを祈ってやみません。
2011.03.18 07:26
とこちゃんのママ
はじめまして。 

ブログを読んで涙が出ました。 大変でしたね。 心細かったと思います。 今、ご実家に戻られてほっとしていると同時に、だんなさんのことが心配ですね。 だんなさまがご無事でいらっしゃいますよう心よりお祈り致します。 そして、また、いつか素敵な作品を作ってブログで紹介してくださいね。v-22
2011.03.20 10:57
ゆみへい
温かいお言葉、ありがとうございました。
いろいろ後ろ向きになってしまいがちな状況の中で、
癒され、救われた気分になりました。
ようやく気持ちに余裕もできましたので、
遅くなりましたがお礼を述べさせていただきます。
本当にありがとうございました。

〉ななみ様、とこちゃんのママ様
はじめまして。
私のことを心配してくれるのなんて
知合いだけだろうなどと考えていたので、
お二人からのメッセージには、
見えない所でも支えられている、一人じゃない
ということに気づかされました。
ありがとうございました。

〉hiroko様
私にとってhirokoさんの刺しゅうは憧れの的です。
作品を見る度に、すごい、素敵、とため息ばかりで…
そんな方からもご声援いただいたことが嬉しくて、
拙い刺しゅうでもブログを続けててよかったと思いました。
hirokoさんのブログも拝見しました。
私が無事を報告する以前から、心配して下さっていたことに
驚くと共に、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

続いてコメントに対してではないのですが、
個人的な謝辞を。
この欄をご覧になって、気づいていただけると
良いのですが…

〉もったいないかあさん様
ブログを拝見しました。
震災からずっと、今できることを真剣に考えて
実行されている姿に、頭の下がる思いです。
ゴシキヒワのフルートの音色が、
ここまで届いたような気がします。

〉へびいちご様
温かく見守っていただき、ありがとうございます。
いつも集めるのを協力してくれた鳥なモノ、
避難するとき置いてきてしまいました。
早く取りに帰りたいです。



2011.04.05 14:49
もったいないかあさん
次の記事にかぎコメで長いコメント書きました。ご覧になってください。

みんな応援してますよ。一人じゃないです。

2011.04.06 08:03
ゆみへい
> もったいないかあさん様

本当にありがとうございます。
感謝の気持ちでいっぱいで、涙が出てしまいました。
分け隔てなく接していただけることが
私にとって何よりの心の支えになっています。
2011.04.13 14:03

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プロフィール

ゆみへい

Author:ゆみへい
2008年秋、おっとの転勤で見ず知らずの土地にやってきました。
ひとりでできる趣味を…と始めた刺しゅうに、はまっています。

ことりグッズは、見かけるとどうも「おうちに連れて帰って」と見つめられているような気がして…気がつけば家の中は、ことりなものだらけ。
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2011年3月、被災してから家に帰れない日々。東京に戻って生活再建中。

いらっしゃいませ

とけい

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