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近況報告

震災から7か月が経ち、
ようやく2度目の「一時帰宅」が許可されました。

1度目は、おっと一人での帰宅となりましたが、
今回は自家用車で立ち入ることができるようになったので、
二人以上での参加が義務づけられています。

ということで、私も帰ることができました。
7か月ぶりの我が家です。


持ち帰れる物も、前回はゴミ袋1枚に入る物のみでしたが、
今回は、食べ物や生き物以外であれば、
車に積めるだけ持ち帰れます。
滞在時間も前回の1時間から、4時間に延長されました。

帰宅許可の連絡を受けてからというもの、
何を持ち帰ろうかとリストアップしたり、
効率よく動くための「やることリスト」作ったり。
でもそういう期待以上に、不安もありました。

帰っても大丈夫なんだろうか??と。
妊婦でもない、小さな子供もいないということで
いろいろなケアの対象とはされていませんが、
それはそれで、見放された感を感じているというか。
今後の影響を思う不安は、他の女性と同じです。

そんな不安からか、ものものしい様子を想像していましたが、
立ち入るときの装備は、だいぶ簡素化されてました。
最低限、長そで長ズボンならいいのですが、
配布された防護用品を身につけてみます。

シャワーキャップのような帽子に、マスク、
ジャンパーに手袋、靴カバー。首から線量計と無線を下げて。
こんな格好をして向かう先が、住み慣れた我が家というのが
なんとも複雑な気分です。

-------------------------------------------------------------

家の中は荒れたままで、懐かしいと同時に、
地震のときの恐怖や孤独感がよみがえってきました。

とりあえず、泥棒に入られていなかったので安心しましたが、
前回おっとが帰ったときには無事だったエアコンが、
外れてホース1本でぶら下がっていました。
余震の影響だと思います。
室外機が落ちるっていうのは聞いたことがありましたが、
室内の方って業者さんが壁にネジで何か所も止めてるし、
落ちるなんて思ってもみなかったからびっくりです。

そういうことに圧倒されつつも、
てきぱき動かなくちゃならないのに、
思うように作業が進みません。

懐かしい物を見ると、あれもこれも持ち帰りたくなり、
これじゃあ舌切雀の強欲ばあさんだわと
自分の執着心に呆れてしまいました。

刺しゅう糸は、収納していた衣装ケースから
飛び出してひっくりかえってばらけていたので、
とりあえずかき集めて元に戻しました。

このケースを持ち帰るか…持ち帰りたい…
ここでかなりの葛藤です。

でも、冬物の衣類などの生活必需品で
既に車は満杯状態。
それに震災後に揃った刺しゅう糸だけでも
使い切れないくらい十分にあるじゃないかと思い直し、
今回は置いてくることにしました。

そのかわり、今回ミシンを持ち帰りました!

避難先では居候生活なのでスペースにも限りがあり、
持ち帰っても すぐに使えるような所には置けないと
思うのですが…
でも、服とか日用品といった必要な物以外に
ゆとりのある物が加わると、なんだか嬉しくなります。

それから刺しゅうの本も、数冊持ち帰りました。
ここでまた、この数冊を選ぶのにまた葛藤なのですが。
こんなことをしているから、
片付く物も片付かないんでしょう。

滞在4時間といっても、中継地までの往復を考えると
正味3時間でしたが、あっという間に過ぎてしまいました。
片づけることもできず散らかったまま、残してきたものに
後ろ髪を引かれながら、家を後にしたのでした。

最後に、放射線量を測って終了です。
車も、積んだ荷物も、私たちも、基準値以下の数値で
問題ないということで帰ってきました。

---------------------------------------------------

とにもかくにも、こうして直面している人たちは、
みんな体を張って生きているという感じです。

これ以上の被害を広げないということは、
大前提で守られるべきことですが、
「福島」というだけで、まるで全てが汚染源みたいに
受け入れ拒否されているニュースを見るたびに、
自分が拒絶されているような悲しい気分になります。


7か月。
長かったような、あっという間だったような。
でも大変なのは、まだまだこれからだから頑張らなくちゃ
という気持ちで、毎日を過ごしています。
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.11 2011
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comment

mihoppe
はじめまして。もったいないかあさんのブログからお邪魔しました。
避難生活はご苦労も多いのでしょうね。ニュースなどで福島の話題を目にするたびに心が痛みます。福島は仕事や家族で何度も訪れたことがあって、とても人事ではないような気がしています。
一時帰宅も限られた時間で限られたものしか持ち帰れないということ、大変でしたね。今は楽観的なことを言えませんが、ゆみへいさんが早く普通の暮らしに戻れることを心から祈っています。
2011.10.14 00:55
ゆみへい
>mihoppeさま

はじめまして。
ご覧いただいた上にコメントまで、ありがとうございます。
いろいろ大変なことはありますが、こうして刺しゅうが御縁で
多くの人に支えられているのを実感することができています。


鍵付きコメントくださった方々も、
本当にありがとうございます。
応援してもらって、力強く感じています。

もともとは刺しゅうと鳥の話だけにするつもりで
ブログを立ち上げたのですが、
今回みたいな話も多くなってしまって
すみませんm(_ _)m

ただ、ミシンが戻ったということがすごく嬉しくて、
この気持ちは趣味を同じく人には伝わるかなと思って書きました。

気分も新たに、またちくちく続けて更新しますので、
これからもよろしくお願いします。
2011.10.15 10:36

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プロフィール

ゆみへい

Author:ゆみへい
2008年秋、おっとの転勤で見ず知らずの土地にやってきました。
ひとりでできる趣味を…と始めた刺しゅうに、はまっています。

ことりグッズは、見かけるとどうも「おうちに連れて帰って」と見つめられているような気がして…気がつけば家の中は、ことりなものだらけ。
-------------
2011年3月、被災してから家に帰れない日々。東京に戻って生活再建中。

いらっしゃいませ

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